父に似て一重まぶたの私は、ずっとそのことをコンプレックスに感じてきました。
しかも、9歳年の離れた姉は、母に似てパッチリした二重まぶたで、かわいい顔に生まれついています。
よく、女の子は父親に似ると幸せな一生を送れる、などと言いますが、私は父に似たことで、そしてそのほかの点でも父のDNAを色濃く受け継いだことで、得をしたとか、これから幸せになれるんだなどと感じたことは、一切なかったように思います。
けれど、その父から受け継いだものも、父のせいではなく、父もまた、親から受け継いだものであると考えられるようになったのは、もっと後になってからのことでした。
それまでは何とかして二重まぶたにしたいと、二重まぶた用化粧品をあれこれ買っては試してみました。
どれも早い人なら1週間でぱっちりした二重まぶたが定着、などとかかれていましたが、どれを試してもそんな魔法のような出来事は起こりませんでした。
そこで、埋没法で腫れが少ないという二重まぶたの手術方法があるということを知り、クリニックを訪れることにしました。
今でこそ、インターネットで埋没法で腫れない、失敗しないための方法などというサイトが見つかり、あれこれと参考にできますが、当時はそうしたものはまったくなく、もしかしたら思い切って行ったはいいけれど、トラブルに泣かされるという経験にもつながったかもしれません。
そう思うと、若いときになりたかった二重まぶた、今のほうが安全に、安心して受けられるのかもしれません。